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新しいブログを始めています!!!遊びに来てくださいね。
 実はこのブログを閉めようと決意しました。

原因はいろいろとあったのですが、最も多かったのは・・・

ちょっとした誹謗中傷の類です。このブログの無責任さを指摘されたわけですが、確かにそれもそうだな・・・と思い、やめることにしました。

半年間のお休みのあとで・・・確かに無責任と言えば無責任だけど診察室で言いたいことがなかなかいえないお母さんたちのちょっとした道しるべになればよいかなくらいの気持ちであればこういうブログがあっても良いのではないかと思いました。でも、あくまで僕の解答は僕の個人的な考えです。基本的にはすべて科学的根拠に基づいてお答えしているつもりです。また、このブログには他の小児科の先生も来て下さり、忌憚なく、いろいろなことが言い合える場所になってくれており、僕の間違いも指摘してくださいます。そういう状況から、やっぱり、また、はじめても良いのではないかと思い始めました。

結果・・・僕の解答はあくまで僕個人の意見であり、参考にする程度で聞いてくださるというかたは遠慮なく、相談コメントをしていただいて結構です。でも、すみませんが、最終責任は御自分と主治医とで決定してくださいね。

以上の前置きをしたうえで・・・新しいブログのアドレスをここに書いておきます。ぜひ、また、遊びに来てくださいね。

小児科医 Dr.TERU

http://ameblo.jp/drteru/
カテゴリ:日々のつぶやき | 15:55 | comments(37) | -
どこにいるのか探してね!
 さてさて、ここ数ヶ月、相談してくださったのにコメントを返すことができなくてごめんなさい。少し自粛していました。懲りずにここに来てくださった方は新しいところがすぐに見つかると思います。

では、また、新しいところでお会いしましょうねぇ。
カテゴリ:- | 21:20 | comments(19) | -
突然ですが・・・。
突然ですが、このブログを終了したいと思います。

理由はいろいろあるのですが・・・

1つめは医療相談をブログでやることの危険性を前々からは指摘されていましたが、そこは僕の個人的見解という前置きをして応えていました。しかし、確かにそのとおりであると言うこと。
2つめは匿名Dr.TERUとしてやってきましたが、自分で名を明かした人を含めてずいぶん、面が割れてきていることもあり、いろいろなことが書きにくくなってきたこと。
そして、一番大きな3つめは・・・いろいろありまして・・・

ということで決心しました。

などから、ここ数ヶ月は1日平均1000件程度のたくさんのアクセスをいただいて、ずいぶん、大きくなってきたブログですが、キーボードを叩くことをやめようと思います。今まで3年以上にわたり、応援してくださった皆さん、たくさんのお母さん方、本当にありがとうございました。また、どこかでお会いできる日が来ればいいなぁと思います。しばらくはこのブログもこのまま、放置と言う状態になりますが、気持ちの整理もしっかりとついたところで全記事も消去させていただきたいと思います。何卒、ご容赦いただきますようよろしくお願いいたします。

最後に・・・子育て中のお母さん、とても大変だと思います。でも、あなたは一人ではありません。そうです、一番近くに一番あなたを頼りにしているその小さい命があるはずだからです。

では、みなさん、近いうちにまた、別の名前でどこかでこっそりと始めるかもしれませんので、見つけてくださいね。どんな名前になるかな・・・。

Dr.TERU
カテゴリ:日々のつぶやき | 00:21 | comments(63) | -
全国統一テスト
日本でもこどもの全国統一学力テストの是非が問題になっていますね。ここオーストラリアでも同じように統一テストがあります。基本的には3年生以上になされるので長女がそのテストを受けたようでした。(尤も受けたことすら知りませんでしたけど・・・)もともと南オーストラリアはほかの州に比べて半年間、カリキュラムの設定が遅いそうです。そのため、どうしても他州の同じ時期のこどもたちよりも半年、進度が遅いので成績が悪く出る・・・州政府は何とかすべきだとこちらの先生たちは訴えているようです。(本当に半年遅れているだけがほかの州に比べて成績が悪い原因なのかは知りませんけどねぇ・・・)

さて、結果が返ってきました。もちろん、全く期待はしていません。だって、たった1年半前にこちらに来たばかりで英語は全く話せませんでしたし、算数も日本ではできたとは言え、こちらは文章問題も指示問題もすべて英語ですから、宿題を見てあげても問題を理解するところから始めなくてはいけません。しかも、親はそんな試験を受けたことすら知りませんでしたから・・・なので・・・

結果度外視!よくがんばった!

と言う対応の予定でした。ところが・・・
以下のようなシートで結果が返ってきます。項目は読む能力、書く能力、文法能力、そして、算数の能力の大きく分けて4つに分かれていました。



結果・・・
算数は:::平均を大きく飛び越えてかなり上の方:よしよし、問題が英語ながら、よくがんばった!さすが日本人!

読む能力は:::平均よりも少し下、それでも全体の60%の子が入っているレベルにちゃんと入っている:すごいじゃ〜ん!十分十分!1年半でよくやった!確かに最近は日本の国語の教科書を読むよりも確実に英語の本を読むほうがうまい・・・やばいな、ある意味というところ。

書く能力は:::何と平均とちょうど一緒:やるじゃん!お父さんはエッセイにめちゃめちゃ苦労しているけど地元の子に混じって同じ点数が取れるとは・・・。最近、書いている字を見るととても上手に英語を書いています。確実に日本の中学生よりは難しいことを書いているし・・・話している。漢字を書くのは下手だけどねぇ・・・。

文法能力はさすが日本人、地元の子の平均を上回る大健闘:でも、日本では文法は習っていないんですけどね・・・きっと持ち前のまじめさが出た模様・・・。

と言う感じでこちらに来て1年半にしてはほんとに良くできるようになりましたね。親としてはこちらでは学校の成績はどうでも良い、ただ、2年間は友達ができて楽しく過ごしてくれればと思っていたので十分にがんばってくれているとちょっと感激。

ただ・・・あと半年を残して、漢字と日本語の文章問題(国語、算数を含む)はかなり、きびしいかもねぇ〜。
やはり、看板、テレビなどから日本語の文字情報や話し言葉の情報が入ってこないのはやはり、言語発達にとってはなかなか厳しいようですね。

ま、いいかぁ〜。
カテゴリ:ちょっと気になるこどものこと | 11:13 | comments(0) | -
こどもを殺してしまいたくなるとき
ここ最近、わが子を殺してしまったという事件をよく見る気がしますね。実際は昔からあったのでしょうが、やはり、最近はマスコミが医療訴訟と同じように大きく騒ぎ立てるために目立つというのもあるのかもしれませんね。

こどもを殺したくなる瞬間・・・こういう瞬間が一時でもない親・・・特に一番、こどもと接している時間が長いお母さんでこういう瞬間が全く無いという方は非常に少ないのではないかと思います。お父さんがこどもを殺してしまう事件はそのこどもが奥さんの連れ子であったりとお母さんが殺してしまう事例とは本質的に異なる気がします。お母さんが殺してしまう事例はまず、自分のこどもであることが多いですよね。

特に自分(お母さん)の親とはなれて核家族で住んでいる場合、舅と姑は近くにいるもののいろいろな家庭の事情から協力が得られない場合、お父さんは仕事で育児参加が十分にできない場合など特にお母さんが孤立することが最後の一線を越えてしまう1つの大きな要因ではないかと思います。つまり、どんなお母さんでもこういう心境にはなると思うんですよね。うちの妻も僕が子育てを十分に手伝ってあげられなかった(あげなかったのかな・・・?)のでそういう気持ちになったこともあると言っていましたっけ。確か、保健センターでの検診で子育てでイライラすることがあると答えたら、別室に連れて行かれたそうですからね(笑)。
決して、こどもを愛していないわけではない、その人自身も決して悪い人ではない・・・もちろん、若くして望まなくして親になってしまったお母さんはある程度、大人として成熟して望んで親になった人よりもつらいかもしれません。それでも、すばらしいお母さんになっている人はたくさんいますよね・・・。でも、最後の一線を越えるかどうか・・・そこは意外と世間体だったり、見栄だったり、良い親であり続けようとするようなほんとに紙一重の気持ちなのかもしれません。自分が親であることを感情的にではなく、客観的に見ることができる人・・・いつでも親を良い意味で演じることができる人が最後の一線でも冷静でいられるのかもしれません。

いくら愛情があってもある瞬間にこどもが憎くなることは人間である以上、あると思うんですよね。だって、悪いことしますしねぇ・・・悪気が無くても手のかかることをしでかしますしねぇ・・・でも、それは普通のことだと僕は思います。そんな瞬間が無いお母さんはほんとにすばらしい人格者か、こどもが手のかからない良い子(笑)なのだろうと思います。

そういうときに何を周囲がしてあげられるのか・・・

難しい問題ですよね・・・。お父さんも決して家庭をおろそかにしているわけではないんです。顧みる時間的、空間的、感情的余裕がないんですよね。仕事と家庭をよく比較されますが、男にとってはこの2つは異次元のものなので通常は比較対象にはなりえません(のです・・・正直なところ・・・僕なんて人のこどもを看るために呼び出されて、自分のこどもの面倒は看られませんでしたからねぇ・・・笑)。どちらもどちらの犠牲にしたくは無いのです。ただ、お母さんにとっては理屈(理論的には)でわかっていても感情的には理解できませんよねぇ。ただ、お母さんがお父さんにちゃんとSOS信号を出せる関係かどうか、お父さんが特に小さい子の子育て中はお母さんは通常の精神状態ではない・・・ということをある程度、理解できているかどうかというのはとても大切なのであろうとは思います。じゃあ、小児科医は何か役に立つのであろうか・・・診察室である瞬間しかお母さんに出会わない小児科医にとってはなかなか難しいです。お父さんなどほかのご家族が小児科に来られることも極めて少ないですしね。せめて、乳児検診には両親がそろっていくことが基本・・・というくらいにしないと全体把握は難しいでしょうね。もちろん、それも現状は現実的ではありません。

こどもが病気で受診した際などに正直に

「こんなことがあるんです・・・」

と言って貰えれば少しは何とかできるかもしれないんですけどね・・・。まあ、そう言えるお母さんはそういう状態までは落ち込まないのかもしれませんけどね。

何とかなりませんかね〜。本当の子育て支援はどこに行くべきなのでしょう。
カテゴリ:ちょっと気になるこどものこと | 20:05 | comments(22) | -
ウルル・カタジュタ国立公園(エアーズロック)
さて、4泊5日の強行軍でしたが、これが最後かな?という感じの飛行機を使った大きな国内旅行に行ってきました。行き先は・・・

ウルル・カタジュタ国立公園:通称エアーズロックです。

やはり、オーストラリアに来た以上は訪ねなくてはいけない場所のひとつでしょうね。エアーズロックはアナングと呼ばれるアボリジニーの人たちの聖地です。エアーズロック登山は観光客にとってのこの地域の目玉のひとつですが、その登山道の一部はこのアナングの人たちにとってとても大切な神聖なる場所でもあります。なので、アナングの人たちの中にはエアーズロックに観光客が登ることを快く思っていない人たちが少なからずいることを忘れずにいる必要があります。強いて言うならば観光客が東大寺の仏像に土足で登るような感じ・・・などと表現する人もいます。でも、この観光収入がアボリジニーの人たちの大切な収入源になっているのも事実のようです(登るのには料金はかかりませんが、国立公園内に入場するのにお金がかかります)。なので、登山には賛否両論が付きまとうようですね。そういう歴史的、宗教的背景を考えつつ、登山する必要があるということのようです。

で、われわれはと言うと妻は始めから登る意思はあまり・・・ありませんでした。子ども3人連れて登るのは危険だし、登ってほしくない人たちがいるのであれば別に無理して登らなくてもいいわぁ〜という感じ。僕は上からの景色は可能ならば眺めてみたいなぁ〜とは思っていましたが、登れないならばそれはそれで。結局、滞在した3日間は天気は良かったものの風が強くて登山は閉鎖されていました。ここ数年はアボリジニーの人たちへの配慮もあってか、登山できる日が極端に減っています。表向きは風が25ノット以上、気温が36度以上になると予想される日の真昼間、雨の日、雲がかかっている日、アナングの人たちの宗教的な要請があった日・・・などは登山できなくなっています。なので、かの地へ赴く人も登れたら、ラッキーくらいの気持ちで行ったほうがよいでしょうね。1週間滞在しても登ることができなかったという人たちもいるようです。もし、どうしても登りたいのであれば最低複数日は滞在する必要があるでしょうね。

ということで我が家は登れず(登らず?)でしたが、結果論で言えば満足。

妻は

「I didn't climb Ayers Rock」(わたしはエアーズロックに登らなかったわぁ)

というステッカーを買ってスーツケースに貼りましたよ。行って敢えて登らないというのも逆に格好いいかもしれませんね(笑)。でも、きっと上からの景色は一見の価値があるでしょうねぇ。頂上からのきれいな景色を見られなかったのは残念でしたが、十分、地上からのきれいな景色を見ることができてとても満足できました。登ることができなくてもその壮大さを堪能することはできると思います。

アリス・スプリングスからエアーズロックへ行く途中の台形の山(マウント・コナー)

まずは日没時のエアーズロック(ウルル)

昼間のエアーズロック

そして、夜明けのエアーズロック(ウルル)

日没時のオルガ(カタジュタ)

昼間のオルガ(カタジュタ)


などなどです。少しでも景色を皆さんとも共有できたら・・・と思います。個人的には先に行ったカカドゥ国立公園のほうがすばらしいかなぁ・・・また、訪ねたいのはカカドゥです。エアーズロックは、1回で満足です。個人的にはですよ。もし、上からの景色を見られていたら、変わるかもしれませんけどね(笑)。


そして、次はオーストラリア中心部の町:アリス・スプリングスまで、4時間のドライブで行ってきました。途中で隕石が落下した後というクレーター群を見つつ、たくさんの野生のラクダを見かけつつ(ここはもともとアフガニスタンの人たちが道路が無いころにラクダを使って行き来していました。そのラクダが逃げたり、道路の発達で必要なくなり、野生化して何世代か生きています)、アリスに到着。この町は砂漠の中心にもかかわらず、真水が湧き出るということから人が集まった町で舗装道路がアデレードと開通したのはほんの20年前です。そして、この町はマクドネル山脈(山脈といっても裏山くらいの高さしかないのですが、とても長く連なっています)のすぐふもとにあり、とてもきれいな町でしたよ。アボリジニーの人たちがとってもとってもたくさんいました。気になったのはやはり、白人とアボリジニーの人たちが一緒に歩いている姿は全くといっていいほど見かけなかったことでしたけど・・・。
この町で1日ゆっくり観光して買い物をしつつ、デザートパークという砂漠の動物たちを集めたテーマパークにも行ってきましたよ。

そこではたくさんのトカゲも見られましたし、砂漠に住む猛禽類のえさを獲るショーも見られました。こんなやつもいました。(ちなみに昔、三菱自動車のコマーシャルで一世を風靡したエリマキトカゲもこの地域の動物です。Friled Lizardと言います)

そして、夜はFlinders大学でお世話になってた友人の一人のお宅へお呼ばれして夕食とワインをご馳走になりました。田舎だからもありますが、びっくりするような大邸宅で、まず、道路から玄関まで車のままで1〜2分進みます(距離にして100m近くあるかな・・・)。そこへ建つお城みたいなお家・・・。きっと500坪から1000坪くらいありそうでしたねぇ。もちろん、プールつきで、そとにはピザを焼くだけのための石造りの窯が・・・。また、オーストラリアのおうちの大きさに圧倒された瞬間でした。その晩はキャラバンパークでお泊まりして・・・。こどもたちはお決まりのジャンピングピローで遊び・・・。空気が入っていて、大きなトランポリンみたいなものです。

翌日もアリスでのんびり、観光。街中ではあふれるアボリジナルアートの店を見て周り、残念ながら気に入ったものは無かったので購入はしませんでしたが、楽しんで帰ってきましたよぉ。

アデレード→(飛行機)→アリススプリングス→(車)→ウルル・カタジュタ→(車)→アリススプリングス→(飛行機)→アデレードの行程でした。飛行機は往復3000km、車は往復も含めて1500kmを走破した旅でした。大勢の日本人観光客が飛行機の乗換えだけで素通りするアリス・スプリングスも意外ととてもすばらしい町でした。
カテゴリ:日々のつぶやき | 00:00 | comments(6) | -
今日は久しぶりにたくさんの日本人を見ました。
お久しぶりの更新です。

というのも、きっとオーストラリア生活最後の大旅行に行ってきました。その記事はまた、近日中にアップすることにします。

昨日は!鹿島アントラーズがアデレードに来ていました。アジアチャンピオンズリーグというのですね・・・のクォーターファイナル。僕の勘違いもありましたが、今日、勝てば、セミファイナル進出だったそうですね。知人からチケットを3人分もいただいて(本当にありがとうございました!)うまく家族5人で会場にもぐりこみ・・・(こういうところがいい加減なんですよねぇ・・・よかったですけど)観戦してきましたよぉ。

スタジアムの一角には日本から駆けつけたと思われる鹿島アントラーズサポーターが陣取って大きな声と太鼓で応援していました。予想よりは少なかったですけど日本人もたくさん応援に来ていました。以前、オージーフットボールの観戦にも行きましたが、また、ぜんぜん違った雰囲気でしたね。

日本からこんな遠くまで駆けつけるエネルギーに脱帽・・・。

結果は残念ながら0−1で負けてしまいました・・・。でも、内容的には0−3くらいで負けていてもおかしくない試合でしたねぇ〜。ちょっと攻め込まれすぎで、こっちのシュートは少ない・・・。素人の僕がいうのはおこがましいですが、やはり、素人から見るとシュートの少ない試合は面白くないですねぇ。入らなくても良いからガンガン、シュートしてほしいなぁ・・・戦術は戦術として仕方ないんでしょうけど、見てる子供たちはあまり面白そうではなかった気がします。「なんでシュートしないの???」みたいな・・・。プロらしいテクニックとゲームの面白さを見せてほしかったなぁというのが正直な感想でした。

どんなスポーツでもこどもに夢を!希望を!楽しさとつらさを!教えてくれるようなプロであってほしいですねぇ。

外見はジャニーズとは言いませんが、茶髪でヘアスタイルもばっちりでした(顔も格好良いし)が、格好だけが目に付いた印象でした。オリンピックでサッカー日本代表はいろいろ叩かれていましたね。言うことと格好は立派な人が多かった印象ですけどもっと格好悪いがんばる姿が見たいなぁとおもいます。イチローは一塁へのヘッドスライディングが格好悪いと言っていましたが、格好のよしあしでスポーツをするのでは大部分の人は成功しないのかな・・・なんて。成功しているイチローの言う言葉にただの小児科医が言っても答えは明白なのですけど・・・。きっと彼は一塁へのヘッドスライディングは危険性の割りに成功率が少ないと言いたいのかもしれませんが、そうならば、そう言ってほしいなぁって。格好の悪いけどがむしゃらにがんばるスポーツ選手はこのみなんですけどね。サッカーで言うなら、中山雅史選手みたいな。
僕は自分の武道経験からいうと泥臭く、スポーツをがんばった後にも何か得るものがあると思っています。イチローのような才能の無い僕でも・・・ね。

ということで日本でもほとんどいったことの無いサッカー観戦に言ってきて久しぶりにたくさんの日本人を見たのでした。

追伸・・・すぐ後ろの席に10代の女の子が2人で観戦していて、ずっとアジア人の悪口をしゃべっていました。目の前にアジア人が座っているのに悪口を大きな声で話す、そして、挙句の果てには前の椅子をゴンゴン蹴るので前に座っていたおじさんに注意されていました。それでも、全く悪びれる様子なし・・・。こういうのも親の教育だと思うんですよね。自分のこどもには他人種の存在を尊重できる人、人に迷惑をかけることをしない人になってほしいなぁ・・・と思いました。これはごく普通の人のことなんだと思うんですけどね。
カテゴリ:日々のつぶやき | 23:31 | comments(10) | -
Indigenousなこどもたちのヘルスケア
ずいぶんご無沙汰でした。いろいろ忙しくって・・・。

この国でIndigenousな人たち=アボリジニーの人たちことは何度か取り上げてきました。今日はそのこどもたちの健康問題も少し話してみたいと思います。

いまだにアボリジニーたちの生活環境は現代の生活様式からはかけ離れているところが多々あります。それにはオーストラリア人(アボリジニー以外の)からの根強い差別意識とまた、逆にアボリジニーの人たちからの文明同化への強い抵抗の大きな2つから成り立っています。どんなにアボリジニーの文化を尊重しつつ、現代の生活様式への同化を進めても抵抗があり、医者へ行かない、男は働かない、こどもは学校へ行かない・・・などの大きな障壁が残っています。

そして、その医者へ行かないと言うところへ注目するとアボリジニーの人たちの平均余命は通常のオーストラリア人の平均余命に比べ、10年以上短いと言う実態が浮かび上がってきます。医療機関へのアクセスの悪いすごい遠隔地に住んでいるという物理的障壁とオーストラリア人がたくさんいる病院へは行きたくないと言う精神的障壁が受診抑制につながっていると考えられています。

では、こどものヘルスケアはどうでしょうか?

これも大きな問題になっています。アボリジニーの人たちの難聴の率は非常に高いのです。これは幼いころからの繰り返す、中耳炎により、耳の伝導系が破壊され、耳が聞こえなくなっているのです。確かにアボリジニーの子供は古き日本のような両方の鼻から鼻水をたらしている子もたくさんいます。オーストラリア人はこれを親しみと差別意識も含めてか、「ナンバー11(イレブン)」と呼んでいます。というのは垂れた鼻水が鼻の下で2本の筋になっていて、そこへ乾燥している土地なので水を求めて蝿が集まるので黒い2本の線(11に見える)が出来上がるわけです。そして、失明率も非常に高いことがいえます。これも幼いころからの眼への感染症を繰り返し起こしているために失明していると言われています。よく見ると目やにでぐちゃぐちゃになっているこどもがやはり、とても多いそうです。なので、アボリジニーのこどもを治療するプログラムに参加してくれる耳鼻科医と眼科医を募集していると言う状態です。蝿が多いことも含めた衛生環境と治療を受けない(受けたくない、受けられない)という受診抑制がこの状態を起こしているんでしょうね。

おそらく、その他にもわれわれ小児科医が普通に治療しているこどもの病気がたくさんあると思います。そういう病気の中には簡単に治療できるものもたくさん含まれているはずです。心臓の病気、腎臓の病気、寄生虫などの感染症・・・いろいろあると思いますが、適切な治療を受けられる環境はこどもたちのためにつくってあげたいですね。よく発展途上国の医療水準を上げると人口爆発が加速されるから、今のままでよいという人たちも少なからずいますが、生まれた命はどんな命でも自分のできる範囲で救うために全力を尽くす・・・これが小児科医の使命なんだろうと思います。きれいごとだとか、偽善だとか言われてしまいそうですが。

いろんな国の事情がありますね。文明国オーストラリアでもこの状態ですから、アフリカなんぞはさぞかし大変な状況なのだろうと推測できます。
カテゴリ:ちょっと気になるこどものこと | 08:36 | comments(8) | -
足か痛くて歩けな〜い!!!
最近、相談があったことで思い出したよくある子供の足痛。それも足の付け根である股関節の痛みのお話です。

ある日、突然、足の付け根が痛くて、歩くのもままなくなります。痛みが軽いときもあります。そして・・・熱はないし、腫れているわけでもありません。強いて言えば、風邪症状が少しあったり、無かったり・・・。一見するとただの仮病・・・学校に行きたくなくて言っているだけじゃない???疑疑疑・・・。

この病気、僕の経験では小学生に多く、男の子の方が少し多い気もします。痛みの程度は並大抵じゃない・・・!車椅子を使わないと本当に歩けないということもあります。痛がりがたが尋常じゃないので、親は疑いつつも慌てたりなんかしちゃいます。

・・・この病気・・・単純性股関節炎といいます。

原因は実はあんまりよくわかっていません。風邪のウイルス感染による股関節炎だと言う人もいますが、だとするとなぜ、この年齢だけに多いのか・・・。なぜなぜなぜ・・・と言うことが多いのですが、痛みは最短で1〜2日、長いと月単位で痛みが残ることもあります。検査としてはレントゲン写真、股関節のエコー、MRIなどがありますが、あっても異常はちょっとしたもので、血液検査で炎症の指標も上がりません。熱もでないので、ほんとに本人の痛みの訴えのみと言うことが多いわけです。

治療は残念ながら、放置・・・。あまりに痛い場合は痛み止めを飲んで安静にしておくしかないので、親としては何ともうっとおしい病気なわけです。だってもうそんなに大きい子が歩けないわけですから、トイレも含めて非力(怪力?)のお母さんが抱っこしたり、おんぶしたりして連れて歩くことになります。しかも、食欲などは全く無関係なので、元気は元気ですからね。

ただ、この病気と同じく、股関節が痛くなる病気としては化膿性股関節炎・・・これは細菌感染なので入院して抗生物質による治療が必要です。血液検査でも異常値を示し、同部に腫れや熱感があることが多いです。熱も出ることが多いので通常は区別ができます。そして、ペルテス病・・・聞きなれない病気ですが、これもよく原因がわかっていません。でも、股関節の血行が悪くなって股関節の破壊が起こります。もちろん、再生されますが、そのときに変形がおこると障害が残ったり、歳をとってから障害が出ることがあります。そして、追加で・・・ソケイヘルニア・・・いわゆる脱腸です。これも足の付け根から陰部の痛みを訴えることが多いです。この場合、その部位が腫れて見えることがよくあるので特にトイレなどで力を入れているときに注意してみると痛くないときでも判る場合が多いので、診てあげてくださいね。

単純性股関節炎・・・限りなく、仮病に見えて、一応、本物です。
カテゴリ:ちょっと気になるこどものこと | 08:22 | comments(26) | -
チャイルドシートとドアロック・・・そして、とんだ落しもの
皆さんはちゃんとこどもを車に乗せるときにチャイルドシートにシートベルトをして乗せているでしょうか・・・。どんなに近い移動でもですよぉ。そして、ドアロックはしているでしょうか?ドアロックは救助のときに外から助けられない、とっさのときにドアが開かないからという理由で異論があるようですが・・・。

なぜ、こんなことを急に言い出したかというと・・・

こちらオーストラリアでは学校や幼稚園の登下校の際、親が車や徒歩で送り迎えをするのが普通です。なので、うちも朝、長女と次女を学校に送り、その足で長男を幼稚園に送り届けます。その帰り道・・・ついさっきの出来事です。

僕からすると右側のわき道から一台の車が僕の前に右折しながらすごい勢いで入ってきました!まあ、車間距離もあったし、何より、送り迎えの車がいっぱいいるのでスピードも出していませんでした。そしたら・・・後ろの座席から・・・。

「ゴロンゴロン」

2歳くらいの女の子がいきなり、僕の車の前に転がって落ちてきました・・・。

「ひぇ〜!!!!やめてくれよぉ〜」

もちろん、急ブレーキをかけてとまりました・・・すると・・・

女の子はお尻を抑えながら、大泣きして、その先でとまった自分のうちの後部座席のドアが開いたままの車に向かって走り始めました。もちろん、お母さんも血相を変えて車から飛び出してきましたが、あやうくこどもを轢くところでした・・・。走っているのでこどもの怪我もたいしたことないみたいだし、僕も轢かずにすんだし、とりあえず、よかったよかった・・・。ドアが半ドアだったのか、ロックされていなくて取っ手をカーブの時にこどもが引いてしまったのか、真実はわかりませんが、チャイルドシートにしっかりと座っていれば起こらなかった出来事ですね〜。たかが、学校の送り迎え、されど・・・です。

泣いて暴れるからという理由やたまにはチャイルドシートに座るのが嫌いだからという理由でちゃんと座らせていない人がかなりいるようですが、こどもはいつも乗せていれば必ず、あきらめます。最初は大変でもちゃんとチャイルドシートにいくら泣いても縛り付けておきましょう!後悔はしたくないでしょ?
カテゴリ:ちょっと気になるこどものこと | 08:54 | comments(18) | -
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