スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

カテゴリ:- | | - | -
新しいブログを始めています!!!遊びに来てくださいね。
 実はこのブログを閉めようと決意しました。

原因はいろいろとあったのですが、最も多かったのは・・・

ちょっとした誹謗中傷の類です。このブログの無責任さを指摘されたわけですが、確かにそれもそうだな・・・と思い、やめることにしました。

半年間のお休みのあとで・・・確かに無責任と言えば無責任だけど診察室で言いたいことがなかなかいえないお母さんたちのちょっとした道しるべになればよいかなくらいの気持ちであればこういうブログがあっても良いのではないかと思いました。でも、あくまで僕の解答は僕の個人的な考えです。基本的にはすべて科学的根拠に基づいてお答えしているつもりです。また、このブログには他の小児科の先生も来て下さり、忌憚なく、いろいろなことが言い合える場所になってくれており、僕の間違いも指摘してくださいます。そういう状況から、やっぱり、また、はじめても良いのではないかと思い始めました。

結果・・・僕の解答はあくまで僕個人の意見であり、参考にする程度で聞いてくださるというかたは遠慮なく、相談コメントをしていただいて結構です。でも、すみませんが、最終責任は御自分と主治医とで決定してくださいね。

以上の前置きをしたうえで・・・新しいブログのアドレスをここに書いておきます。ぜひ、また、遊びに来てくださいね。

小児科医 Dr.TERU

http://ameblo.jp/drteru/
カテゴリ:日々のつぶやき | 15:55 | comments(37) | -
突然ですが・・・。
突然ですが、このブログを終了したいと思います。

理由はいろいろあるのですが・・・

1つめは医療相談をブログでやることの危険性を前々からは指摘されていましたが、そこは僕の個人的見解という前置きをして応えていました。しかし、確かにそのとおりであると言うこと。
2つめは匿名Dr.TERUとしてやってきましたが、自分で名を明かした人を含めてずいぶん、面が割れてきていることもあり、いろいろなことが書きにくくなってきたこと。
そして、一番大きな3つめは・・・いろいろありまして・・・

ということで決心しました。

などから、ここ数ヶ月は1日平均1000件程度のたくさんのアクセスをいただいて、ずいぶん、大きくなってきたブログですが、キーボードを叩くことをやめようと思います。今まで3年以上にわたり、応援してくださった皆さん、たくさんのお母さん方、本当にありがとうございました。また、どこかでお会いできる日が来ればいいなぁと思います。しばらくはこのブログもこのまま、放置と言う状態になりますが、気持ちの整理もしっかりとついたところで全記事も消去させていただきたいと思います。何卒、ご容赦いただきますようよろしくお願いいたします。

最後に・・・子育て中のお母さん、とても大変だと思います。でも、あなたは一人ではありません。そうです、一番近くに一番あなたを頼りにしているその小さい命があるはずだからです。

では、みなさん、近いうちにまた、別の名前でどこかでこっそりと始めるかもしれませんので、見つけてくださいね。どんな名前になるかな・・・。

Dr.TERU
カテゴリ:日々のつぶやき | 00:21 | comments(63) | -
ウルル・カタジュタ国立公園(エアーズロック)
さて、4泊5日の強行軍でしたが、これが最後かな?という感じの飛行機を使った大きな国内旅行に行ってきました。行き先は・・・

ウルル・カタジュタ国立公園:通称エアーズロックです。

やはり、オーストラリアに来た以上は訪ねなくてはいけない場所のひとつでしょうね。エアーズロックはアナングと呼ばれるアボリジニーの人たちの聖地です。エアーズロック登山は観光客にとってのこの地域の目玉のひとつですが、その登山道の一部はこのアナングの人たちにとってとても大切な神聖なる場所でもあります。なので、アナングの人たちの中にはエアーズロックに観光客が登ることを快く思っていない人たちが少なからずいることを忘れずにいる必要があります。強いて言うならば観光客が東大寺の仏像に土足で登るような感じ・・・などと表現する人もいます。でも、この観光収入がアボリジニーの人たちの大切な収入源になっているのも事実のようです(登るのには料金はかかりませんが、国立公園内に入場するのにお金がかかります)。なので、登山には賛否両論が付きまとうようですね。そういう歴史的、宗教的背景を考えつつ、登山する必要があるということのようです。

で、われわれはと言うと妻は始めから登る意思はあまり・・・ありませんでした。子ども3人連れて登るのは危険だし、登ってほしくない人たちがいるのであれば別に無理して登らなくてもいいわぁ〜という感じ。僕は上からの景色は可能ならば眺めてみたいなぁ〜とは思っていましたが、登れないならばそれはそれで。結局、滞在した3日間は天気は良かったものの風が強くて登山は閉鎖されていました。ここ数年はアボリジニーの人たちへの配慮もあってか、登山できる日が極端に減っています。表向きは風が25ノット以上、気温が36度以上になると予想される日の真昼間、雨の日、雲がかかっている日、アナングの人たちの宗教的な要請があった日・・・などは登山できなくなっています。なので、かの地へ赴く人も登れたら、ラッキーくらいの気持ちで行ったほうがよいでしょうね。1週間滞在しても登ることができなかったという人たちもいるようです。もし、どうしても登りたいのであれば最低複数日は滞在する必要があるでしょうね。

ということで我が家は登れず(登らず?)でしたが、結果論で言えば満足。

妻は

「I didn't climb Ayers Rock」(わたしはエアーズロックに登らなかったわぁ)

というステッカーを買ってスーツケースに貼りましたよ。行って敢えて登らないというのも逆に格好いいかもしれませんね(笑)。でも、きっと上からの景色は一見の価値があるでしょうねぇ。頂上からのきれいな景色を見られなかったのは残念でしたが、十分、地上からのきれいな景色を見ることができてとても満足できました。登ることができなくてもその壮大さを堪能することはできると思います。

アリス・スプリングスからエアーズロックへ行く途中の台形の山(マウント・コナー)

まずは日没時のエアーズロック(ウルル)

昼間のエアーズロック

そして、夜明けのエアーズロック(ウルル)

日没時のオルガ(カタジュタ)

昼間のオルガ(カタジュタ)


などなどです。少しでも景色を皆さんとも共有できたら・・・と思います。個人的には先に行ったカカドゥ国立公園のほうがすばらしいかなぁ・・・また、訪ねたいのはカカドゥです。エアーズロックは、1回で満足です。個人的にはですよ。もし、上からの景色を見られていたら、変わるかもしれませんけどね(笑)。


そして、次はオーストラリア中心部の町:アリス・スプリングスまで、4時間のドライブで行ってきました。途中で隕石が落下した後というクレーター群を見つつ、たくさんの野生のラクダを見かけつつ(ここはもともとアフガニスタンの人たちが道路が無いころにラクダを使って行き来していました。そのラクダが逃げたり、道路の発達で必要なくなり、野生化して何世代か生きています)、アリスに到着。この町は砂漠の中心にもかかわらず、真水が湧き出るということから人が集まった町で舗装道路がアデレードと開通したのはほんの20年前です。そして、この町はマクドネル山脈(山脈といっても裏山くらいの高さしかないのですが、とても長く連なっています)のすぐふもとにあり、とてもきれいな町でしたよ。アボリジニーの人たちがとってもとってもたくさんいました。気になったのはやはり、白人とアボリジニーの人たちが一緒に歩いている姿は全くといっていいほど見かけなかったことでしたけど・・・。
この町で1日ゆっくり観光して買い物をしつつ、デザートパークという砂漠の動物たちを集めたテーマパークにも行ってきましたよ。

そこではたくさんのトカゲも見られましたし、砂漠に住む猛禽類のえさを獲るショーも見られました。こんなやつもいました。(ちなみに昔、三菱自動車のコマーシャルで一世を風靡したエリマキトカゲもこの地域の動物です。Friled Lizardと言います)

そして、夜はFlinders大学でお世話になってた友人の一人のお宅へお呼ばれして夕食とワインをご馳走になりました。田舎だからもありますが、びっくりするような大邸宅で、まず、道路から玄関まで車のままで1〜2分進みます(距離にして100m近くあるかな・・・)。そこへ建つお城みたいなお家・・・。きっと500坪から1000坪くらいありそうでしたねぇ。もちろん、プールつきで、そとにはピザを焼くだけのための石造りの窯が・・・。また、オーストラリアのおうちの大きさに圧倒された瞬間でした。その晩はキャラバンパークでお泊まりして・・・。こどもたちはお決まりのジャンピングピローで遊び・・・。空気が入っていて、大きなトランポリンみたいなものです。

翌日もアリスでのんびり、観光。街中ではあふれるアボリジナルアートの店を見て周り、残念ながら気に入ったものは無かったので購入はしませんでしたが、楽しんで帰ってきましたよぉ。

アデレード→(飛行機)→アリススプリングス→(車)→ウルル・カタジュタ→(車)→アリススプリングス→(飛行機)→アデレードの行程でした。飛行機は往復3000km、車は往復も含めて1500kmを走破した旅でした。大勢の日本人観光客が飛行機の乗換えだけで素通りするアリス・スプリングスも意外ととてもすばらしい町でした。
カテゴリ:日々のつぶやき | 00:00 | comments(6) | -
今日は久しぶりにたくさんの日本人を見ました。
お久しぶりの更新です。

というのも、きっとオーストラリア生活最後の大旅行に行ってきました。その記事はまた、近日中にアップすることにします。

昨日は!鹿島アントラーズがアデレードに来ていました。アジアチャンピオンズリーグというのですね・・・のクォーターファイナル。僕の勘違いもありましたが、今日、勝てば、セミファイナル進出だったそうですね。知人からチケットを3人分もいただいて(本当にありがとうございました!)うまく家族5人で会場にもぐりこみ・・・(こういうところがいい加減なんですよねぇ・・・よかったですけど)観戦してきましたよぉ。

スタジアムの一角には日本から駆けつけたと思われる鹿島アントラーズサポーターが陣取って大きな声と太鼓で応援していました。予想よりは少なかったですけど日本人もたくさん応援に来ていました。以前、オージーフットボールの観戦にも行きましたが、また、ぜんぜん違った雰囲気でしたね。

日本からこんな遠くまで駆けつけるエネルギーに脱帽・・・。

結果は残念ながら0−1で負けてしまいました・・・。でも、内容的には0−3くらいで負けていてもおかしくない試合でしたねぇ〜。ちょっと攻め込まれすぎで、こっちのシュートは少ない・・・。素人の僕がいうのはおこがましいですが、やはり、素人から見るとシュートの少ない試合は面白くないですねぇ。入らなくても良いからガンガン、シュートしてほしいなぁ・・・戦術は戦術として仕方ないんでしょうけど、見てる子供たちはあまり面白そうではなかった気がします。「なんでシュートしないの???」みたいな・・・。プロらしいテクニックとゲームの面白さを見せてほしかったなぁというのが正直な感想でした。

どんなスポーツでもこどもに夢を!希望を!楽しさとつらさを!教えてくれるようなプロであってほしいですねぇ。

外見はジャニーズとは言いませんが、茶髪でヘアスタイルもばっちりでした(顔も格好良いし)が、格好だけが目に付いた印象でした。オリンピックでサッカー日本代表はいろいろ叩かれていましたね。言うことと格好は立派な人が多かった印象ですけどもっと格好悪いがんばる姿が見たいなぁとおもいます。イチローは一塁へのヘッドスライディングが格好悪いと言っていましたが、格好のよしあしでスポーツをするのでは大部分の人は成功しないのかな・・・なんて。成功しているイチローの言う言葉にただの小児科医が言っても答えは明白なのですけど・・・。きっと彼は一塁へのヘッドスライディングは危険性の割りに成功率が少ないと言いたいのかもしれませんが、そうならば、そう言ってほしいなぁって。格好の悪いけどがむしゃらにがんばるスポーツ選手はこのみなんですけどね。サッカーで言うなら、中山雅史選手みたいな。
僕は自分の武道経験からいうと泥臭く、スポーツをがんばった後にも何か得るものがあると思っています。イチローのような才能の無い僕でも・・・ね。

ということで日本でもほとんどいったことの無いサッカー観戦に言ってきて久しぶりにたくさんの日本人を見たのでした。

追伸・・・すぐ後ろの席に10代の女の子が2人で観戦していて、ずっとアジア人の悪口をしゃべっていました。目の前にアジア人が座っているのに悪口を大きな声で話す、そして、挙句の果てには前の椅子をゴンゴン蹴るので前に座っていたおじさんに注意されていました。それでも、全く悪びれる様子なし・・・。こういうのも親の教育だと思うんですよね。自分のこどもには他人種の存在を尊重できる人、人に迷惑をかけることをしない人になってほしいなぁ・・・と思いました。これはごく普通の人のことなんだと思うんですけどね。
カテゴリ:日々のつぶやき | 23:31 | comments(10) | -
無罪判決
マスコミでも騒がれていますが、福島県の大野病院で起こった一連のことで無罪判決が出ましたね。医師や看護師などが書いているブログではこぞってみんなこの話題を取り上げています。

僕自身は実際の現場で感情的な面から医師と遺族側にどのようなことが起こったのかわからないので、個人的にはなんともコメントできませんが、客観的な事実として

医師の罪は業務上過失致死でしたが、本来、結果の完全な予測が不可能であることが多い医療行為に対して、「結果が予見出来たにもかかわらずそれを回避しなかったこと」を罪とする業務上過失致死罪の適用はやはり、おかしいことであり、これがまかり通るならば出産を始めとするリスクを伴う医療行為を引き受ける医者は存在しなくなるという論調は正しいと思っています。例えば、このブログでも医療相談をされることが多いのは皆さんもご存知ですが、人の病気はどういう経過をたどるのか予測するのは非常に難しいのが実際です。それをこれまでの医師の経験(ある意味、教科書も経験と実験に基づいていますが・・・)をもとにアドバイスをしたり、治療をしたりするわけです。医師も患者さんやそのご家族を苦しめるためにわざと誤った治療をすることはないわけで(起こった後に隠蔽しようとしている人はたまにいますが・・・)、そういう意味でこの業務上過失致死という罪状は僕もありえないと思うわけです。

加えて、この医師を逮捕した警察署がこの件に関して、よく逮捕したと判決前に表彰されているという事実です。結果的には裁判所が下した無実の人を逮捕して表彰されていると言うのはおかしくありませんか?有罪か、無罪か分からないうちにその逮捕劇に関して表彰する警察庁も警察庁だと・・・という批判も多く上がっています。警察は悪い人を捕まえるのが仕事です。それが、逃亡の危険性も少ない、まさに病院で勤務しているその医療現場に警察官が現れ、その医師の患者さんや一般人の目の前での逮捕でした。そんな必要性があったのでしょうか・・・ね。しかも、有罪確定となっていないのに表彰状まで送るとは・・・。信じてあげたいですが、こうなるとこういうことをする警察が信じられなくなるとも思うわけです・・・。

ただ、この事件が与えた影響は計り知れないものがあります。この患者さんに起こった出来事の確率とその処置の妥当性から見ると大部分の医療従事者からは

「それで逮捕されてしまうんだったら、もともと労働に見合わない報酬なのに、医者なんてやってられない・・・」

という意見が大半だったのです。一生懸命、人を助けようとがんばっているんですけど報われない・・・という職業にはしたくないですねぇ〜。
カテゴリ:日々のつぶやき | 15:23 | comments(15) | -
初期研修、総合診療医研修に必要なもの、場所
日本の医療の今後はどのような方向性になっていくのでしょうか?

日本は稀に見る専門医ばっかり国です。通常、他の国はGPと呼ばれる総合診療医が1次医療と言われる歩いてくる患者さん全般を診療しているというのは以前書いたとおりです。彼らに求められる能力は専門分野に特化した能力ではなく、「日常生活において発生する健康問題の大部分を解決する能力」が求められます。それは

1.病気なのか、病気ではないのか
2.病気であれば総合医で診療できる病気なのか
3.総合診療医が診療できないとすれば何科の専門医にどのタイミングで紹介する必要があるのか

などです。
1には例えば禁煙指導であったり、子どもへの防煙指導であったり、ワクチン・発達健診であったり、家族計画の指導であったり、メンタルマネジメントであったり・・・ほんの些細な健康問題も入り、多岐に渡ります。ただそういうトレーニングを提供している・・・厳密に言えば提供できる医療機関は非常に限られています。いえいえ、実際にはたくさんあるのですよ・・・それは大都市の専門分化された大病院ではなく、ちょっと田舎の中小病院、もしくは診療所などの外来は最適な場所であると思います。

いろんな人がいろんな健康上の理由で初めてやってくるところ・・・本当の病気ではないかもしれないような人が健康上の不安を抱えてやってくるところ・・・もしかしたら、すごい病気かもしれない人がまず、やってくるようなところ・・・そういうところが総合医や初期診療能力を育てるのに適していると思います。ただ・・・教える人が情熱を持って、誇りを持って、科学的根拠と理論に基づき、学習者を支援してあげることができるか・・・そこが不足しているだけで日本でも総合医を育てる土壌はたくさんあると思っています。(もちろん、お金の問題もありますが・・・)ただ、日本の現状と歴史的背景から言って、産科は総合医から分けて考えても良いかもしれませんね。産婦人科医の窮状から考えると簡単な婦人科の診察や子宮がん検診などは総合医がすべきかもしれませんけど・・・(実際にこちらにきて、初めて僕は婦人科診察の仕方を何度も学び、今では学生に子宮のスメア(細胞)のとり方を教えている状態です。)そして、その上に(医師としてえらいと言うわけではなく、診察する順番として)専門医がどっかりと総合医から紹介されてくる患者さんを待っていて、やってきた患者さんに対して自分の分野では誰にも負けないという誇りを持ってすばらしい専門診療をやってほしい・・・。そういう思いでいました。

そして、ここオーストラリアにやってきてその思いは確信に変わっています。学生を田舎の専門医があまりいないところで総合医の元で教育する・・・それが総合的知識と技術を修得することに大きく寄与していることを今、肌で感じています。というわけで今は地域医療基盤型医学教育というのを大学院で学んでいるわけです。

ただ、新しい臨床研修制度が始まり、圧倒的に大学病院に残る医者が減りました。随分、大学病院外への研修医の流出は落ち着き、大学病院に半分、そとの研修病院に半分と言う状態になってきています。でも、以前に比べて少ないのは事実であり、それで困ったのは大学病院・・・だけではありません。もっと大変なのは大学病院から医師の派遣を受けていた地域の基幹病院です。大学病院が医師不足になったため、地域の病院から医師が引き上げられてしまいました。もちろん、そのしわ寄せは地域住民に来ています。

出産の予約が妊娠6ヶ月以降になるととれない・・・緊急っぽい状態なのに小児科医がいなくて受診できない・・・などなど。

この現象を地域の病院がその地域で必要な医者を将来に向けてがんばって育てる・・・ための過渡期と考えるのか、この制度によって地域の医者が減ってしまった・・・結果と考えるのか、もうしばらく時間が必要だと思います。でも・・・この2年間の研修(最低、内科、外科を長期に、小児科・産婦人科・精神科・救急・地域医療を履修しなくてはいけないと言うもの)のせいで研修医が減ってしまった大学病院からの猛反発によって早くも厚生労働省がぐらつき始めました。大学病院での卒業後の研修は小児科を含め、最低限の科を最低限の期間だけ回れば、最初の2年間のうちから臓器別の専門科に重点をおいた研修(専門医を最初から育てる)を認める・・・と言い始めたのです。必要最低限度の知識・技術を持っていない専門医が増え、地域で簡単な救急医療ができずに患者さんが助からないと言う教訓から、しっかりとした基本的診療能力を全ての医師が身につけようと始まったこの研修がもう変更・・・しかも、本来の目的に逆行するような・・・これをどう評価すべきかは分かりませんが、他の先進国と違って(他の国は医学生が医者と同様のことを学生のうちからしっかりと臨床現場でトレーニングしています)医学部を卒業する前にしっかりとした知識と技術を身につけることができない日本の医学部教育の現状をしっかりとしたものにしない限り、卒後の研修はやはり、専門科中心ではなく、せめて2年間はしっかりとした総合研修をすべきであると思っています。

日本の医療構造がこれからどうなっていくのか・・・日本も総合医という医者を作る方向が一層、加速されるのか・・・やはり、日本になじまないと言う理由で元に戻るのか・・・これからは医学教育の専門教育を受けた一人として注意深くみていく必要があると思っています。どこにいても予算の問題はついて回るんですがね。

またまた、私事で長くなりました。
カテゴリ:日々のつぶやき | 06:30 | comments(4) | -
いわしのだんご(つみれ)
こちらに来て、大きく変わったことといえば、料理を手伝うようになったことです。こっちにきたら、家事を手伝うと言う約束でした。と言うか、夕食の準備時に今までと違っていつも家にいるもんだから、

何もしないととても気まずい・・・

何かしないとかなり気まずい・・・

何かしなければ・・・とりあえず、洗濯物をたたむか・・・(すぐ終わってしまった・・・)

さらに何もしないとかなりやばい・・・

おかげさまで最初は手伝うと言っても次の動作が分からないので言われるままに動き、

言われないと動けない・・・
時には言われたこともわからない・・・
妻の思うとおりに動けないから怒られる・・・
手伝っているつもりなのに怒られてこっちはかなり、気分が悪い・・・ちくしょう・・・。

状態であったのが、やっと・・・あれやってぇ〜、これやってぇ〜の声に少し反応できるようになって来ました。ほっほっほっほ・・・。でも、基本的に思考回路が違うんですよね・・・。だから、主婦が意図している動きは全く仕事マンだった夫には想定外・・・。妻は妻でなぜ、次にこれをすると言うことに気がつかないの???(怒)と言う状態が長く続き、「だって・・・わかるかぁ(怒)!!!」とかなり喧嘩もしました・・・。

結論:
妻は僕に過剰な期待はしないで!・・・今までやってこなかったから、無理だし。
もし、やって欲しいことがあったら、口に出して指示して!・・・言われないとわからんし。
頭で思って僕が動かないからって腹を立てないで!・・・何を怒っているのかすら、わからんし。

ということを妻に交渉・・・。
そして、やっと自分の力で作ることができる料理も増えてきましたよ。最近は妻が外出中に昼食を作って子どもに食べさせることもできるようになりました!!!(ここ自慢です!自慢!・・・)とは言うものの、冷蔵庫の中からズッキーニ、ニンジン、ピーマン、タマネギ、グリーンピースを取り出して、肉も入れず、野菜だけでチャーハンを作るだけなんですけどね・・・。というのは一番最初に野菜だけチャーハン!って子どもに出したら、意外と好評でそれから、なぜかお父さんのチャーハンは野菜だけ・・・。

前はこんなこともろくにできませんでした・・・。

そして、今晩は題名にもあるようにいわしのつみれを作りました!前回作った時には妻に言われるがままにいわしのはらわたを出して、大きな骨をとって、すり鉢でスリスリ・・・つぶして、卵とネギとたっぷりショウガ、みそとつなぎをを入れて、沸騰しただし入り湯にだんごにして入れる・・・今日は妻が魚をさばいてくれて、僕はひたすらつぶす・・・今日のいわしは大きかったんです・・・。というのもここで新鮮な魚を手に入れるのは一苦労・・・見つけたときにはたくさん買って妻が一生懸命料理して、冷凍保存です。生で食べるのは勇気がいります。店頭に並ぶまでどう扱われてきたのか、トンと見当がつかないからです・・・。そこがここで生活していて寂しいところですね。ここから約600km北にあるポートリンカーンからはたくさんのマグロが日本に輸出されているのにね・・・。近くに住んでいる日本人の口にはなかなか入りません。でも、今日は良いいわしが冷凍ですが、見つかったので買ってきて2人でがんばったわけですね。

だんごだんご・・・
だんごだんご・・・2

肩がこったぁ〜。でも、おいしかったぁ〜。作るのに1時間以上、食べるの数分(泣)。
カテゴリ:日々のつぶやき | 08:42 | comments(10) | -
Movie, Disco & Police
先週末にうちの娘たちはオージーのお友達に誘われて、Glenelgというところにある映画館に夜に遊びに行ってきました。

「6時45分に映画館の前で待ち合わせね〜」

と言われ、言われるままに連れて行く僕・・・1階の入り口でチェルシーという女の子とお母さんが待っていてくれます。窓口で13ドル50セント払うと

「いってらっしゃ〜い!」

「え!?・・・それで親は帰っていいの?」とそのお母さんに聞くと

「そうそう、子どもたちは2階に上がって映画とディスコを10時まで楽しむのよ〜」と言われ、「でも、階段の下にずっとPoliceがいるから大人はスタッフ以外は誰も上に上がれないのよ・・・だから、変な人は来ないから安心。」

と言われて、見てみると・・・なんと、警察官が階段の下でチケットを切っています。その前には看板があって「12歳以下の子どもしか入れません!」と書いてあるんですよね。

・・・そして、夜の10時・・・

長女(8歳)は元気いっぱい、次女(6歳)は少し眠そうに、それでも2人とも笑顔で階段を下りてきました。話を聞いて見ると映画は今、上映中の新しい映画で、上にはお菓子やジュースが格安で売られていたそうで、しかも警察官がちゃんと見回っているそうです。日本では警察が子どもの行事に夜にやってきてチケットを切って、子どもたちの世話をしているってないですよね。でも、こういう地道な活動が警察が市民に受け入れられるためには必要なのかもしれません。

このイベントは月に1回、この映画館で催されているようですっごいたくさんの子どもたちがやってきていましたよ。また、行きたいそうです。そりゃあ・・・ね。夜更かしはどこの国の子にとっても楽しいでしょうよ・・・。

コミュニティ(地域社会)が責任を持っての公然夜更かし・・・というところでしょうか。たまにはいいかぁ・・・。

夜のシネマ
カテゴリ:日々のつぶやき | 08:15 | comments(7) | -
医科学部
こちらにきて、オーストラリア人の医学部の学生さんに1人、将来は日本で医者をしたいと言う人がいます。彼はその昔、日本に1年間住んだことがあり、今もかなり、日本語を話せます。日本が大・大・大好きで・・・。でも、医学用語はさすがに厳しくて・・・彼が学んでいる医学英語の教科書にあわせて日本語の医学用語を週に1回、教えてあげています。英語と日本語が入り混じった変な時間が流れています・・・。

そんな彼が今月末、日本で医学生の集まりがあるということで日本行って発表を行ってくるそうです。東京の渋谷で今月末にあるそうですが、アジア各国の医学生が集まるそうですよ・・・。そこに行くのにBusiness Cardを作りたいから、日本語に訳して!と頼まれました。その中に彼の肩書きを書いたところがあります。

Bachelor of Medical Science

Bachelorは学士だけど・・・Medical Scienceは・・・医科学??? じゃあ、医科学士かな?

これは日本ではあまり、使われませんよね・・・こちらの医学部は日本のように高校を卒業してそのまま入学する大学医学部と一度、大学を卒業した人が入学するメディカルスクールがあります。僕がいる大学はメディカルスクールの形をとっているので学生は皆、Bachelorを持っているわけですね。そして、その彼は医科学部を卒業しているわけです・・・。今の日本の医学部のカリキュラムは僕はどうなっているのか、大学を離れて久しいのでわからないのですが、僕らが医学部の学生の時には生理学実習、生化学実習、ウイルス学実習などの基礎医学と呼ばれる実習がたくさんあったのです・・・。中にはホントになかなか終わらない実習もあってかなり、夜遅くまで実習で残っていたこともありましたっけ・・・。

でもね・・・こっちの医学部で教えているとこれらの実習がないのですよ・・・。PBLチュートリアルと呼ばれる教育方法がメインで講義が少ない・・・ただ、PBLはかなり、時間がかかるやり方でもあるので、どうして、こんなにチンタラやってられる(言い方が悪いですね、ゆっくり時間をかけてやっていられる)のだろうと思っていたら、こういう基礎医学系の実習がほとんどないんですよね・・・。あるのは解剖学実習、病理学実習くらいです。

そうなんです。こういう生理学とか、生化学とか、ウイルス学とか、免疫学・・・こんな学問は医学部ではなく、医科学部で主にやっているんだとか・・・もちろん、これらの学問の基本的なことはそのPBLでやるんですが・・・。
そうだったのか・・・確かに生理学や生化学、免疫学を学ぶことは将来、医者になるものとして役に立っていると思うけど生理学の実習・・・うちの生理学の教授は筋肉の専門家で実習もカエルを自分たちで取りに行って、その筋肉を取って、刺激する・・・今、役に立っているのかな〜?だって、その教授の専門分野だけだったもんなぁ、実習したのって。それならば、医科学部というのを作ってモチベーションの高い人を集め、将来的な研究者に育てる方が効率的かもしれませんね。

医者を育てる学部、研究者を育てる学部・・・そこまでちゃんと分業されてるんですね。これがよいのか、わるいのか・・・。
カテゴリ:日々のつぶやき | 14:12 | comments(2) | -
難しい言葉・・・。
気を取り直して・・・(ちょっと意味深ですが)

国立国語研究所なるところが(そんなところがあるとは知らなかった・・・)病院で特に医療従事者が当たり前のように使っているものの患者さんには分かりにくい言葉100語を選定し、分かりやすい表現にするように提言をするそうです。

その中には・・・

 悪性腫瘍、悪性リンパ腫、イレウス、インスリン、院内感染、インフォームドコンセント、インフルエンザウイルス、鬱血、鬱病、壊死、エビデンス、炎症、黄疸、介護老人保健施設、ガイドライン、潰瘍、化学療法、かかりつけ医、合併症、カテーテル、川崎病、癌、寛解、肝硬変、間質性肺炎、緩和、ケア、既往歴、狭窄、狭心症、虚血性心疾患、クオリティーオブライフ、クリニカルパス、グループホーム、ケアプラン、血栓、血糖、抗癌剤、膠原病、抗生剤、抗体、誤嚥、コンプライアンス、集学的治療、重篤、腫瘍、腫瘍マーカー、ショック、自律神経失調症、心筋梗塞、浸潤、振戦、腎不全、髄膜炎、ステロイド、生検、セカンドオピニオン、喘息、譫妄、塞栓、尊厳死、ターミナルケア、対症療法、耐性、治験、統合失調症、糖尿病、動脈硬化、頓服、肉腫、熱中症、ネフローゼ症候群、脳死、ノロウイルス、敗血症、肺水腫、白血病、日和見感染、貧血、副作用、プライマリーケア、ホスピス、ポリープ、慢性腎不全、メタボリックシンドローム、免疫、予後、リスク、臨床試験、レシピエント、ADL、COPD、CT、DIC、EBM、HbA1c、MRI、MRSA、PET、QOL

こんな言葉があるそうですよ・・・分かりにくいだけではなく、おそらく、誤って理解されているような言葉もありますよね・・・きっと。

インフルエンザウイルスなんて言葉はもう一般的だと思いますが、インフルエンザ桿菌と言うのと混同している方もおられますよね。貧血・・・なんかもフラッとして倒れることも貧血・・・と思っている方もおられますよね。ショックなんかも電気ショックとか、感情的観点からショックを受けるなんかと混同されている方もおられるでしょうか?ショック死なんていうのは別にびっくりして死ぬわけではないと理解しておられない方もきっとおられるでしょうねぇ。誤嚥なんかも難しいですね・・・。子どもが食べてはいけないものを飲み込んでしまうのは誤嚥ではなく、誤飲です。違いが分かるでしょうか・・・。COPDなんて説明もせずに患者さんに使っている医療従事者はいるんですかね〜。

この中やその他にも皆さんに分かりにくいけど知りたい・・・なんて言葉はあるでしょうか?ちょっと偏った選定だなぁ・・・と思う気もないわけではありませんが、これ以外にも医学部6年間と医者としての経験の中で医療従事者の中では当たり前になってしまっている言葉がいっぱいあるでしょうね・・・。僕も気をつけねば・・・と思ってしまいます。
カテゴリ:日々のつぶやき | 22:56 | comments(9) | -
| 1/19PAGES | >>