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くやしい・・・気持ち。
昨日は日本空手協会南オーストラリア支部主催の南オーストラリア州選手権でした。

うちの長女は去年のこの大会でPee Wee Class(ちっちゃい子供のクラス)でチャンピオンになったので言わば、Defending Championでした。でも、今回はちょっと状況が違います。というのは・・・

長女はこの1年半の間に少しずつ、昇級し、今年は2級でこの大会を迎えました。つまり、出場するレベルがJunior Brown Belt Class(17歳以下の茶帯のクラス:3級から1級)にあがっているわけです。オーストラリアは当然競技人口が日本より少ないのでこれくらい大きなくくりにしないとトーナメントが作れません。日本は年齢ごとでしたけどね。そして、このクラスには17歳の1級のこのクラスのNational Championがいるのですよ・・・。彼女は足を怪我していたのでこの1年、黒帯への昇段審査が受けられず、長女にとってはアンラッキーなことにまだ、このClassに留まっていたのです。

結果は・・・
型は2位で、組手は1回戦で3歳年上の男の子に負けてしまいました。組手にしても男の子も混ざっているのでスピード・体格的にはやはり、8歳のわが子には厳しかったかぁ・・・。と親は十分な結果に納得・・・。でも、本人は目に涙を浮かべて悔しそうにしていました。

僕「悔しかった?」

長女「うん(涙目・・・)」

きっとその悔しいっていう気持ちが上手になるための大切な要素なんでしょうねぇ。思えば、日本で空手を始めて3ヶ月で市の大会に出場。当然、1回戦で敗れ去った帰り道の車の中でわんわん泣いていた長女・・・その悔しさが彼女をここまでにしてきました。きっとまた、この敗戦でワンステップアップしてくれるのではないかなぁと微笑みながら見ていたのでした。たまにはくやしい・・・っていうのも子供が成長するのに必要かもしれませんね。日常の一こまでした。小さい挫折は大歓迎です。
カテゴリ:診療とは関係ないこと! | 11:30 | comments(3) | -
無罪判決
マスコミでも騒がれていますが、福島県の大野病院で起こった一連のことで無罪判決が出ましたね。医師や看護師などが書いているブログではこぞってみんなこの話題を取り上げています。

僕自身は実際の現場で感情的な面から医師と遺族側にどのようなことが起こったのかわからないので、個人的にはなんともコメントできませんが、客観的な事実として

医師の罪は業務上過失致死でしたが、本来、結果の完全な予測が不可能であることが多い医療行為に対して、「結果が予見出来たにもかかわらずそれを回避しなかったこと」を罪とする業務上過失致死罪の適用はやはり、おかしいことであり、これがまかり通るならば出産を始めとするリスクを伴う医療行為を引き受ける医者は存在しなくなるという論調は正しいと思っています。例えば、このブログでも医療相談をされることが多いのは皆さんもご存知ですが、人の病気はどういう経過をたどるのか予測するのは非常に難しいのが実際です。それをこれまでの医師の経験(ある意味、教科書も経験と実験に基づいていますが・・・)をもとにアドバイスをしたり、治療をしたりするわけです。医師も患者さんやそのご家族を苦しめるためにわざと誤った治療をすることはないわけで(起こった後に隠蔽しようとしている人はたまにいますが・・・)、そういう意味でこの業務上過失致死という罪状は僕もありえないと思うわけです。

加えて、この医師を逮捕した警察署がこの件に関して、よく逮捕したと判決前に表彰されているという事実です。結果的には裁判所が下した無実の人を逮捕して表彰されていると言うのはおかしくありませんか?有罪か、無罪か分からないうちにその逮捕劇に関して表彰する警察庁も警察庁だと・・・という批判も多く上がっています。警察は悪い人を捕まえるのが仕事です。それが、逃亡の危険性も少ない、まさに病院で勤務しているその医療現場に警察官が現れ、その医師の患者さんや一般人の目の前での逮捕でした。そんな必要性があったのでしょうか・・・ね。しかも、有罪確定となっていないのに表彰状まで送るとは・・・。信じてあげたいですが、こうなるとこういうことをする警察が信じられなくなるとも思うわけです・・・。

ただ、この事件が与えた影響は計り知れないものがあります。この患者さんに起こった出来事の確率とその処置の妥当性から見ると大部分の医療従事者からは

「それで逮捕されてしまうんだったら、もともと労働に見合わない報酬なのに、医者なんてやってられない・・・」

という意見が大半だったのです。一生懸命、人を助けようとがんばっているんですけど報われない・・・という職業にはしたくないですねぇ〜。
カテゴリ:日々のつぶやき | 15:23 | comments(15) | -
医学教育とサーベルタイガー!?
皆さんもご存知の如く、ここオーストラリアで僕は医学教育なるものを学んでいます。今学期の履修している科目の一つに

「カリキュラムデザイン」

というのがあります。これは医学生や研修医を教育していく上でただ教えるのではなく、カリキュラムデザインを事前につくり、それに沿って学習者を指導する。そのカリキュラムをデザインを、どのようにして作るかを学んでいるわけです。その中に例として面白いお話があったので紹介しますね。

むか〜し、むかし(まんが日本昔ばなし風に読んでください)・・・旧石器時代のお話です。そのころ、旧石器人たちにとってサーベルタイガーは食料としても、防寒用の毛皮を取る意味でも重要でしたが、その危険性という意味でもとても彼らの生活にとって大きな部分を占めている動物でした。その狩りの仕方は代々、口伝(くちづて)に、もしくは、体で経験して覚えると言うように各家々で次世代へと伝わっていました。そこにある偉い若者が現れ、言いました。

「この伝承の仕方は非常に非行率である。サーベルタイガーは毛皮も肉もとても大切だし、何より、襲われる危険性もある。もっとしっかりと効果的に我々若者は学ぶべきだ!」

と。そこで彼らは各家に伝わるサーベルタイガーに関する知恵を統合し、サーベルタイガー理論なる授業を作り、ある一定の年齢になった若者にはその理論を系統的に学ばせ、技術のある名人について実習も行いました。その結果、その集団の狩猟能力は格段に向上し、サーベルタイガーを非常に効率的に狩ることができるようになりました・・・。

そして・・・ついには絶滅してしまったそうな・・・。

というなんとも言えないお話でしたが、さて、このカリキュラム・・・何が足りなかったのでしょうね。昔の人の知恵にはもっと大切な何かが隠されていたのでしょうね。これをHidden Curriculum(ヒドゥンカリキュラム:隠されたカリキュラム)と言います。表立っては目標として書かれていないが、非常に重要な習うべきこと・・・今回で言えば、きっとどの程度、同時に狩るのが適当なのか?どれくらいは残しておかなくてはいけないのか?きっと各家々ではむやみやたらに取ってはいけないと言うHidden Curriculumがあったのかもしれませんね。逆に言えば、うまくカリキュラムを作れば、もともとの到達度以上のことを学習者が勝手に学んでくれる可能性もあるわけですね。

例えば・・・先生が学校で「子どもたちに給食を全部食べましょう。栄養をちゃんと考えて作ってあるから、体に非常によいのだから・・・」と言っているとします。きっとここには「食べ物を粗末にしてはいけない、もったいないから、ちゃんと全部食べましょう」というHidden Curriculumもあるべきです。

医学も一緒で僕は自分のところに来た研修医に看護婦さんに対する学習会を主催してもらうようにしていました。人に教えることで学ぶことはたくさんあります。ちゃんと準備もしなくてはいけませんからね・・・その時には人への教え方、どこが理解しにくいポイントなのか、プレゼンテーションの仕方なども自然に身につくわけですね。今、思えば、それがHidden Curriculumだったのかもしれませんね。

おもしろいですねぇ。身近に思い当たるHidden Curriculumはありますか?子育てにもありそうですね。これを教えることでこういうことも分かってもらいたい・・・みたいな・・・ね。
カテゴリ:診療とは関係ないこと! | 12:47 | comments(15) | -
しゃっくりの止め方など・・・
しゃっくりの止め方なんかは民間伝承もあってすごくたくさんありますよね。

簡単なもので言えば・・・
・大豆、黄色、紫色などと言う
他にも・・・
・コップの水を反対側から飲む
・背中の後ろで手を組んで体を前に曲げ、逆に顔をできるだけ上げた状態で誰かに水を飲ませてもらう
・おわんに水を入れて、その上に十字に箸などを置き、その隙間から水を飲む
・息をしばらく止めておく(無理しないでくださいね・・・おなかに力を入れるようにして止めるのがこつだそうです)、我慢できなくなったら、できるだけゆっくり吐く
・冷たい水に顔を突然つける
・柿のへたを煎じて飲む

などなど・・・
しゃっくりは横隔膜と呼ばれる胸とおなかを分けている膜がけいれんするために起こります。なので、人によってけいれんしやすい・・・しゃっくりがでやすいということがありえます。上記のいろんな方法も横隔膜を落ち着かせることに何か作用しているのでしょうね。迷走神経と呼ばれる体を落ち着かせる神経が横隔膜の動きを司っていますのでそれをうまく働かせることができれば止まると言えます。
水を飲ませてもらう系には体をくの字に曲げることと、冷たい水をゴクっと飲むことに秘密がありそうです。息を止める系のはおなかに力を入れてとめることに秘密がありそうです。特定の言葉を言うのは・・・その言葉によって声帯か、横隔膜の動きに何らかの影響があるんですかね・・・。
いずれもどうやら、迷走神経をうまく刺激しているところにひみつがありそうです。こういう意味では昔の人の知恵もなかなかですよね。間違っていることもよくありますけど・・・。

赤ちゃんもよくしゃっくりをしますよね?妊娠した事がある人は分かると思いますが(って、僕は分かりませんけど)、おなかの中で赤ちゃんもしゃっくりをします。これにはいろんな理由があるといわれています。何かを食べたらとか、おむつが湿っているとしゃっくりが出る・・・という人もいます。基本的には温度変化に敏感なのでそれを感じ取ってしゃっくりが出るのではないか・・・と個人的には考えています。でも、赤ちゃんのしゃっくりは基本的に止める必要はありません。しばらく、見て置いてくださいね。必ず、勝手に止まります。

もし、どうしても止めたい場合は湯冷ましを飲ませる、おっぱいを飲ませる・・・多分、これも飲ませると言うところに秘密がありそうです。おっぱいの方が効きそうですね。たぶん、多目の量をゴクゴクっと飲むほうが効きそうです。そういうことなどが一応、方法としてはあげられると思います。でも、そのうちに止まるので気にしないでおきましょう。

たまに病的なしゃっくりもあります。肺炎やおなかの中の炎症で横隔膜に膿がたまったりしているとしゃっくりがとまらないことがあります。でも、極めて稀で僕は見たことがありません・・・。いろいろありますが、ま、気にしないでおきますか。
カテゴリ:ちょっと気になるこどものこと | 10:48 | comments(10) | -
新兵器購入(リモート体温モニター2)
我が家の”ぼん”が熱性けいれん持ちであることはこのブログでも何度も紹介してきました。熱性けいれんの子どもを持つ親にとって一番不安なのは見ていないときに熱がぐ〜んと上がってけいれんしてしまうことです。

ま、幼稚園に行き始めたので昼間も目が届かない状態になってしまったんですけどね・・・。今までのけいれんは夜中に急激に発熱し、けいれんすることが多かったので僕と妻の間では夜に気になって眠れない・・・ということでリモート体温モニターなるものをインターネットで探し出し、なんと!アメリカから取り寄せて(物自体は3000円くらいであとは送料なので夜に眠れないことを考えれば出す価値アリと思っています)、装着しました。インターネットでの評判とは裏腹に工夫してちゃんとつけるとかなり正確に測る事ができることがわかってず〜っと毎晩、寝る前におなかにベルトを巻く感じで装着して寝ています。おかげで夜中の急な発熱に何度も気がつくことができ、危険を何度も回避することができた我々夫婦にとってはとても頼りになるいい奴なんです。そんなリモート体温モニターもやはり、寿命には勝てず、一つが壊れてしまいました。(これは知り合いの小児科医から譲ってもらっていたものであったのです。)なので、自分で一つ購入してあったものを使い始めました・・・。でも、やはり、これが壊れたら・・・と思うとまた、不安になって

「よし、もう一つ買おう!」

ということになり、インターネットを検索すると・・・

「生産中止・・・」

げげ!これはやばい・・・もう手に入らないのか?いろいろなインターネットショッピングページを見るも、もうどこも買えない状態になっていました・・・。

「どうする???」

そこで新たに発見したのがこれです!
新兵器!

ちなみに以前のはこちら。


今度はイギリス直輸入のリモート体温モニター!今回の方が見た目は立派!値段は・・・ポンドだったのでまだ、計算していません。でも、昨日、初めて使ってみましたが、前のリモート体温計とほとんど誤差なし。腋の下で測る電子体温計とも誤差ほとんどなし。あとは発熱時にちゃんと上がってくれるか?アラームがちゃんとなるのか?と言うところが心配ですが、うまく使えそうな予感です。

今回のもののメリット:受信機に時計がついている、ボタンを押すと明かりがついてディスプレイが暗闇でも見える、見た目が格好よい。
今回のもののデメリット:子どもにつけている方の電源がはいっているのかどうか分かりにくい、電波が滞っている時に警告音が鳴らないのでたまに電波を拾っていないにもかかわらず、沈黙している(通常は1分おきに受信機にその時の体温が送られてきます。これまで使っていたものが電波の関係で受信がしばらくないと警告音が鳴ってくれていました)。

ただ、ないよりは心強い・・・。

しばらく試してみることにしました。もしかしたら、病棟での体温チェック(せっかく寝ている入院児を起こしてしまうことがある)にも使えるかもしれませんね〜。実は過去に病棟でも役に立つなぁと思ってオムロンさんとテルモさんにこんなの作れませんか?ってメール出したんですけど1社は返事なし、1社は断られてしまいました・・・。日本人ならばもっとよいものを作れると思ったんですけどね。
カテゴリ:ちょっと気になるこどものこと | 23:55 | comments(15) | -
副乳
先日、こちらの知り合いのお子さんに関しての相談を受けました。それが、

副乳

です。赤ちゃんはお母さんのおなかにいるときに腋の下から太ももの付け根にかけてたてに一直線におっぱいが数個並んでいます。他の哺乳類と同じですね。それが、胎内での成長とともに退化していき、左右に1個ずつ残るんですね。その残る場所によっては女性でも(男性は見た目、服の上からは分からないので・・・)上のほうにおっぱいがある人や下のほうにおっぱいがある人がいます。その人は一つ上の乳頭が残ったり、一つ下の乳頭が選択されて残ったわけですね。

そして、たまに男の子の1%前後、女の子の5%程度に副乳と呼ばれる退化しきれなかったおっぱいが残ってしまっている場合があります。これはあざやほくろのように一見、そうとは思えないくらい小さなものから、はっきり本当のおっぱいと同じような形態であるものまで様々です。

これで問題になるのは・・・

1.美容的問題
これはそのままですよね。もう1つおっぱいがついているとやはり、親としてもその外見上の問題が出てきます。表面上だけならばほくろを取るようにそこだけとれば解決します。
2.乳頭の下にある乳腺組織の問題
副乳でもしっかりとしたものの場合、おっぱいの中にちゃんと乳腺の組織まで出来上がっている場合があります。これは思春期になると普通のおっぱいと同じように大きくなって来る可能性があります。その際は場合によって皮膚の下の乳腺組織も一緒に摘出する必要がでてきます。

思春期前には副乳の下に乳腺組織があるかどうかまで分からないことがほとんどです。なので、外見上の異常部分をとってしまってもあとで思春期に乳腺組織が発達してそれをとる必要が出てくる場合があります。なので、基本的には思春期まで待機して自然縮小しきらない場合は程度により、美容的観点から摘出する、また、下の乳腺組織がある場合は美容的観点、機能的観点から下の乳腺組織まで摘出する場合が出てくる・・・と言うことになります。親としてはつらいのですが、しばらく待つしかないのですねぇ。
カテゴリ:ちょっと気になるこどものこと | 08:26 | comments(6) | -
鼻血と礼儀
前もこのブログに書きましたが、子どもはよく鼻血を出します。

通常は鼻の穴を入ってすぐのところで右と左の鼻の穴の境目付近(真ん中の仕切りですね)から出血することがほとんどです。ここはキーゼルバッハ部位と呼ばれ、とても有名なスポットです。もし、鼻血が出ているお子さんを見かけたら、迷わず、そのまま立たせたままで(寝かせたりはしないでくださいね。鼻の奥から喉に鼻血が降りていって気分が悪くなったり、吐いたりしてしまうこともあります:血は美味しくないですからね・・・)鼻を強くつまみます。かなり、強めにつまんで3分から5分そのまま待っていれば止まります。

詰め物(ティッシュなど)を鼻の穴に入れるという方法もあるのですが、しっかりと出血部位を圧迫で来ていない可能性があるのと詰め物を取るときにせっかくかさぶたができて止血できていたのを詰め物ごと「ベリッ」とはがしてしまい、また、出血・・・ということもよくあるのでお勧めしません。

もちろん、とある理由で血が固まりにくくなるお薬を飲んでいる場合はたかが鼻血、されど鼻血・・・なかなか止まらない。以前、子どもではありませんでしたが、脳梗塞を以前にした事があり、血液をかたまりにくくする薬を飲んでいる中年男性が鼻血で来院されました・・・。鼻血は全く止まらず・・・いろいろな止血用の薬を使ってもダメで結局、緊急でレーザーによって焼いて止めてもらったことがありましたっけ・・・。

ま、そういうことで鼻血が出てもあせらず、お母さんでも普通はとめることができます。そして、ぶつけて出た鼻血でなければ止まれば放っておいて大丈夫です。もし、しょっちゅう鼻血がでる場合は耳鼻科で「ジュッ」と焼いてもらってもよいかもしれませんねぇ〜。

それで礼儀と言うのは・・・先日、次女のクラスの前で同じクラスの男の子がスゴイ大泣きをして暴れていました!担任の先生もなだめようとしていますが、全く治まる気配がありません。この子は5歳なのですが、お迎えに来るお母さんが遅れて授業が終わった時にお母さんの姿が見えなかったため、大泣きしてしまったようなんですね〜。挙げ句の果てに鼻血がブ〜ブ〜出始めて・・・僕の姿を見つけたその担任の先生は目でヘルプ・・・それを微妙に感じ取ってしまった僕は仕方なく、前述の方法で鼻血を止めました。そこへやってきたお母さん。英語も堪能の韓国人のようです。その担任にも僕にも何の挨拶もなく、連れて帰ってしまいました・・・。ちょっと残念だったなぁ。実際、このお母さんがどんな人なのかは分かりませんけどね。

この国に来てちょっと気をつけていることは日本人のイメージを壊さないこと。僕に出会った人は僕のことを「これが日本人」と思ってみていると思うんです。つまり、僕が悪い振る舞いをすれば「あ〜これが日本人かぁ」、良い振る舞いをしても「あ〜これが日本人かぁ」と思われるわけです。僕のせいで日本人に対する印象が悪くなったら、悲しいですよね。なので、意識的に真摯な態度をしっかりととるようにしています。みんな、外国に行く時は気をつけたいですね。
カテゴリ:診療とは関係ないこと! | 11:15 | comments(7) | -
初期研修、総合診療医研修に必要なもの、場所
日本の医療の今後はどのような方向性になっていくのでしょうか?

日本は稀に見る専門医ばっかり国です。通常、他の国はGPと呼ばれる総合診療医が1次医療と言われる歩いてくる患者さん全般を診療しているというのは以前書いたとおりです。彼らに求められる能力は専門分野に特化した能力ではなく、「日常生活において発生する健康問題の大部分を解決する能力」が求められます。それは

1.病気なのか、病気ではないのか
2.病気であれば総合医で診療できる病気なのか
3.総合診療医が診療できないとすれば何科の専門医にどのタイミングで紹介する必要があるのか

などです。
1には例えば禁煙指導であったり、子どもへの防煙指導であったり、ワクチン・発達健診であったり、家族計画の指導であったり、メンタルマネジメントであったり・・・ほんの些細な健康問題も入り、多岐に渡ります。ただそういうトレーニングを提供している・・・厳密に言えば提供できる医療機関は非常に限られています。いえいえ、実際にはたくさんあるのですよ・・・それは大都市の専門分化された大病院ではなく、ちょっと田舎の中小病院、もしくは診療所などの外来は最適な場所であると思います。

いろんな人がいろんな健康上の理由で初めてやってくるところ・・・本当の病気ではないかもしれないような人が健康上の不安を抱えてやってくるところ・・・もしかしたら、すごい病気かもしれない人がまず、やってくるようなところ・・・そういうところが総合医や初期診療能力を育てるのに適していると思います。ただ・・・教える人が情熱を持って、誇りを持って、科学的根拠と理論に基づき、学習者を支援してあげることができるか・・・そこが不足しているだけで日本でも総合医を育てる土壌はたくさんあると思っています。(もちろん、お金の問題もありますが・・・)ただ、日本の現状と歴史的背景から言って、産科は総合医から分けて考えても良いかもしれませんね。産婦人科医の窮状から考えると簡単な婦人科の診察や子宮がん検診などは総合医がすべきかもしれませんけど・・・(実際にこちらにきて、初めて僕は婦人科診察の仕方を何度も学び、今では学生に子宮のスメア(細胞)のとり方を教えている状態です。)そして、その上に(医師としてえらいと言うわけではなく、診察する順番として)専門医がどっかりと総合医から紹介されてくる患者さんを待っていて、やってきた患者さんに対して自分の分野では誰にも負けないという誇りを持ってすばらしい専門診療をやってほしい・・・。そういう思いでいました。

そして、ここオーストラリアにやってきてその思いは確信に変わっています。学生を田舎の専門医があまりいないところで総合医の元で教育する・・・それが総合的知識と技術を修得することに大きく寄与していることを今、肌で感じています。というわけで今は地域医療基盤型医学教育というのを大学院で学んでいるわけです。

ただ、新しい臨床研修制度が始まり、圧倒的に大学病院に残る医者が減りました。随分、大学病院外への研修医の流出は落ち着き、大学病院に半分、そとの研修病院に半分と言う状態になってきています。でも、以前に比べて少ないのは事実であり、それで困ったのは大学病院・・・だけではありません。もっと大変なのは大学病院から医師の派遣を受けていた地域の基幹病院です。大学病院が医師不足になったため、地域の病院から医師が引き上げられてしまいました。もちろん、そのしわ寄せは地域住民に来ています。

出産の予約が妊娠6ヶ月以降になるととれない・・・緊急っぽい状態なのに小児科医がいなくて受診できない・・・などなど。

この現象を地域の病院がその地域で必要な医者を将来に向けてがんばって育てる・・・ための過渡期と考えるのか、この制度によって地域の医者が減ってしまった・・・結果と考えるのか、もうしばらく時間が必要だと思います。でも・・・この2年間の研修(最低、内科、外科を長期に、小児科・産婦人科・精神科・救急・地域医療を履修しなくてはいけないと言うもの)のせいで研修医が減ってしまった大学病院からの猛反発によって早くも厚生労働省がぐらつき始めました。大学病院での卒業後の研修は小児科を含め、最低限の科を最低限の期間だけ回れば、最初の2年間のうちから臓器別の専門科に重点をおいた研修(専門医を最初から育てる)を認める・・・と言い始めたのです。必要最低限度の知識・技術を持っていない専門医が増え、地域で簡単な救急医療ができずに患者さんが助からないと言う教訓から、しっかりとした基本的診療能力を全ての医師が身につけようと始まったこの研修がもう変更・・・しかも、本来の目的に逆行するような・・・これをどう評価すべきかは分かりませんが、他の先進国と違って(他の国は医学生が医者と同様のことを学生のうちからしっかりと臨床現場でトレーニングしています)医学部を卒業する前にしっかりとした知識と技術を身につけることができない日本の医学部教育の現状をしっかりとしたものにしない限り、卒後の研修はやはり、専門科中心ではなく、せめて2年間はしっかりとした総合研修をすべきであると思っています。

日本の医療構造がこれからどうなっていくのか・・・日本も総合医という医者を作る方向が一層、加速されるのか・・・やはり、日本になじまないと言う理由で元に戻るのか・・・これからは医学教育の専門教育を受けた一人として注意深くみていく必要があると思っています。どこにいても予算の問題はついて回るんですがね。

またまた、私事で長くなりました。
カテゴリ:日々のつぶやき | 06:30 | comments(4) | -
いわしのだんご(つみれ)
こちらに来て、大きく変わったことといえば、料理を手伝うようになったことです。こっちにきたら、家事を手伝うと言う約束でした。と言うか、夕食の準備時に今までと違っていつも家にいるもんだから、

何もしないととても気まずい・・・

何かしないとかなり気まずい・・・

何かしなければ・・・とりあえず、洗濯物をたたむか・・・(すぐ終わってしまった・・・)

さらに何もしないとかなりやばい・・・

おかげさまで最初は手伝うと言っても次の動作が分からないので言われるままに動き、

言われないと動けない・・・
時には言われたこともわからない・・・
妻の思うとおりに動けないから怒られる・・・
手伝っているつもりなのに怒られてこっちはかなり、気分が悪い・・・ちくしょう・・・。

状態であったのが、やっと・・・あれやってぇ〜、これやってぇ〜の声に少し反応できるようになって来ました。ほっほっほっほ・・・。でも、基本的に思考回路が違うんですよね・・・。だから、主婦が意図している動きは全く仕事マンだった夫には想定外・・・。妻は妻でなぜ、次にこれをすると言うことに気がつかないの???(怒)と言う状態が長く続き、「だって・・・わかるかぁ(怒)!!!」とかなり喧嘩もしました・・・。

結論:
妻は僕に過剰な期待はしないで!・・・今までやってこなかったから、無理だし。
もし、やって欲しいことがあったら、口に出して指示して!・・・言われないとわからんし。
頭で思って僕が動かないからって腹を立てないで!・・・何を怒っているのかすら、わからんし。

ということを妻に交渉・・・。
そして、やっと自分の力で作ることができる料理も増えてきましたよ。最近は妻が外出中に昼食を作って子どもに食べさせることもできるようになりました!!!(ここ自慢です!自慢!・・・)とは言うものの、冷蔵庫の中からズッキーニ、ニンジン、ピーマン、タマネギ、グリーンピースを取り出して、肉も入れず、野菜だけでチャーハンを作るだけなんですけどね・・・。というのは一番最初に野菜だけチャーハン!って子どもに出したら、意外と好評でそれから、なぜかお父さんのチャーハンは野菜だけ・・・。

前はこんなこともろくにできませんでした・・・。

そして、今晩は題名にもあるようにいわしのつみれを作りました!前回作った時には妻に言われるがままにいわしのはらわたを出して、大きな骨をとって、すり鉢でスリスリ・・・つぶして、卵とネギとたっぷりショウガ、みそとつなぎをを入れて、沸騰しただし入り湯にだんごにして入れる・・・今日は妻が魚をさばいてくれて、僕はひたすらつぶす・・・今日のいわしは大きかったんです・・・。というのもここで新鮮な魚を手に入れるのは一苦労・・・見つけたときにはたくさん買って妻が一生懸命料理して、冷凍保存です。生で食べるのは勇気がいります。店頭に並ぶまでどう扱われてきたのか、トンと見当がつかないからです・・・。そこがここで生活していて寂しいところですね。ここから約600km北にあるポートリンカーンからはたくさんのマグロが日本に輸出されているのにね・・・。近くに住んでいる日本人の口にはなかなか入りません。でも、今日は良いいわしが冷凍ですが、見つかったので買ってきて2人でがんばったわけですね。

だんごだんご・・・
だんごだんご・・・2

肩がこったぁ〜。でも、おいしかったぁ〜。作るのに1時間以上、食べるの数分(泣)。
カテゴリ:日々のつぶやき | 08:42 | comments(10) | -
Movie, Disco & Police
先週末にうちの娘たちはオージーのお友達に誘われて、Glenelgというところにある映画館に夜に遊びに行ってきました。

「6時45分に映画館の前で待ち合わせね〜」

と言われ、言われるままに連れて行く僕・・・1階の入り口でチェルシーという女の子とお母さんが待っていてくれます。窓口で13ドル50セント払うと

「いってらっしゃ〜い!」

「え!?・・・それで親は帰っていいの?」とそのお母さんに聞くと

「そうそう、子どもたちは2階に上がって映画とディスコを10時まで楽しむのよ〜」と言われ、「でも、階段の下にずっとPoliceがいるから大人はスタッフ以外は誰も上に上がれないのよ・・・だから、変な人は来ないから安心。」

と言われて、見てみると・・・なんと、警察官が階段の下でチケットを切っています。その前には看板があって「12歳以下の子どもしか入れません!」と書いてあるんですよね。

・・・そして、夜の10時・・・

長女(8歳)は元気いっぱい、次女(6歳)は少し眠そうに、それでも2人とも笑顔で階段を下りてきました。話を聞いて見ると映画は今、上映中の新しい映画で、上にはお菓子やジュースが格安で売られていたそうで、しかも警察官がちゃんと見回っているそうです。日本では警察が子どもの行事に夜にやってきてチケットを切って、子どもたちの世話をしているってないですよね。でも、こういう地道な活動が警察が市民に受け入れられるためには必要なのかもしれません。

このイベントは月に1回、この映画館で催されているようですっごいたくさんの子どもたちがやってきていましたよ。また、行きたいそうです。そりゃあ・・・ね。夜更かしはどこの国の子にとっても楽しいでしょうよ・・・。

コミュニティ(地域社会)が責任を持っての公然夜更かし・・・というところでしょうか。たまにはいいかぁ・・・。

夜のシネマ
カテゴリ:日々のつぶやき | 08:15 | comments(7) | -
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